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藤井 邦夫 秋山久蔵御用控 始末屋


本書で二十五巻目になる南町奉行所同心を主人公とする捕物帳です。「棄て子」「始末屋」「失踪者」「呉服橋」の全部で四話が収められている短編集です。

二人の武士に因縁をつけられた中年浪人が、衆人環視の中、相手を斬り捨てた。武士たちは強請たかりを繰り返すろくでなしで、現場に居合わせた和馬は、尋常の立合いの末であり問題はないと久蔵に伝えた。だが“剃刀”久蔵は浪人の振る舞いに違和感を覚え、手下たちに浪人の素性を探らせる。大人気書き下ろしシリーズ第25弾!(「BOOK」データベースより)

始めて読んだ作家さんでした。

ところが、第一頁目から驚きをもって読みすすめるしかありません。それは文章がこれまで読んだことのないようなものだったからです。「誰誰は何何した。」という主語と述語で成り立っている文章がずっと続くのです。

主観的描写が無い、とまでは言い切りませんが、とにかくまず思い浮かべたのは脚本に書いてある「ト書き」です。小説ではなく、脚本ではないかと思うほどです。

とはいえ、本書でシリーズ二十五弾目ということなので、それなりの人気が無ければここまで続くものではないでしょう。単に私の好みにあっていないだけで、このシリーズを支持する読者は多いもので思料されます。

確かにストーリーは面白くないことは無いのですが、若干の単調さをも感じてしまいます。文章からくる印象が筋立てをも単調に感じさせるのでしょうか。やはり私には受け入れがたい小説でした。

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このブログの本棟として本の紹介のサイトを開いています。
(こちらです⇒読んだ屋
本ブログを別棟として位置付けて、読んだ本を記録していこうと思い立ちました。ここでの文章を母屋であるそのサイトに転記していくつもりです。

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