ビートたけし ヒンシュクの達人

ヒンシュクの達人 (小学館新書)ヒンシュクの達人 (小学館新書)
(2013/12/02)
ビートたけし

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私の好きな芸人さんの一人である「ビートたけし」の言葉をつづった文章です。

常に毒を吐き、それを笑いに変えてテレビの中でシニカルな笑いを浮かべている芸人さんです。述べてあることは実に正論だと思います。でも、その正論をなかなかに言えないのが今の社会なのでしょう。

勿論この中で言われていることに全面的に賛成というわけではありませんが、概ね納得させられてしまうのではないでしょうか。大半人はそうだと思います。

週刊誌に連載されている「たけし」の連載をまとめたものだそうです。この人はやはりすごいと思わされる言葉が並んでいます。

例えば、「悲しみは本来『個人的なもの』」という項の中で、東日本大震災に関し、「2万人の人が死んだ一つの事件」と考えると被害者のことを理解できない、「人の命は2万分の1でも8万分の1でもない。そうじゃなくて、そこには『1人が死んだ事件が2万件あった』ってことなんだよ」、と言うのです。個々人の悲しみを想像できないようになってくる、それこそが冒涜だ、と。

また別の項では、「人間、自分が圧倒的に優位な立場にいるときに、相手にどう振る舞うかで品性みたいなものがわかる。」とも言っています。「弱い立場の相手をかさにかかっていじめるのは、とにかく下品なんだよ。」というのです。

日ごろ自分がテレビでやっていることは滅茶苦茶なことのように思えるのですが、それもしたたかな計算の上にあるものなのでしょう。

実に小気味よく、説得力ある言葉が並んでいます。

短時間で読めます。是非一度読んでみることをお勧めします。

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このブログの本棟として本の紹介のサイトを開いています。
(こちらです⇒読んだ屋
本ブログを別棟として位置付けて、読んだ本を記録していこうと思い立ちました。ここでの文章を母屋であるそのサイトに転記していくつもりです。

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