FC2ブログ

奥 浩哉 GANTZなSF映画論

GANTZなSF映画論 (集英社新書)GANTZなSF映画論 (集英社新書)
(2012/05/10)
奥 浩哉

商品詳細を見る

本書のタイトルにある「GANTZ」と聞いて何人の人が漫画のタイトルだと気付くでしょうか。もしかしたら映画化もされた作品なので私が思うよりも多いかもしれません。

人知れず地球上で普通に生活している「星人」と呼ばれる宇宙人と、一旦死んだけれどもGANTZと呼ばれる黒い玉により生き返らされ、闘うことを義務付けられた人達との戦いを描いた漫画なのですが、その作者が本書の著者である奥浩哉氏です。かなり丁寧な画を書かれる漫画家さんです。勿論SF漫画であり、宇宙人の襲来の場面などは実に丁寧に書き込まれている、かつて言われた「漫画」という言葉では表現しきれない「画」を書かれる人です。

その奥浩哉が今までに見たSF映画について書かれています。

「映画論」と銘打ってはありますが、どちらかと言うと奥浩哉の好きな映画の紹介、と言った方が良いのではないでしょうか。奥浩哉なりの映画についての思いを語ってあり、そ映画制作の視点や方法論にも若干ですが触れてあります。しかし、それはあくまで奥浩哉の「思い」であり「感想」であって、対象となる「SF映画」の意味や方法論についての意見を展開する、という意味での「論」にはなっていないと思います。

何より、紹介する映画の紹介は良いのですが、紹介する多数の映画の結末までを書いてあるのは頂けません。もしかしたら「映画論」と銘打ってあるのですからこういう展開も有りなのかもしれませんが、個人的には結末までも記載する必要性は感じられませんでした。

本書中には100本ほどの映画が記されていますが、私が見てない映画は数本しかありませんでした。従って、結末まで書かれていても個人的には問題は無いのですが、映画好きとしては気になります。また、ちょっとSF映画が好きな人ならここに挙げられている作品は大体見ているのではないかとも思いました。

「GANTZ」という大好きな漫画の作者の語る映画論、ということで期待して読んだ分ハードルが上がり過ぎたのかもしれません。薄い本で、一本の映画の紹介は簡単なものです。ですからわりと気楽に読める本ではあります。

プロフィール

siro

Author:siro
このブログの本棟として本の紹介のサイトを開いています。
(こちらです⇒読んだ屋
本ブログを別棟として位置付けて、読んだ本を記録していこうと思い立ちました。ここでの文章を母屋であるそのサイトに転記していくつもりです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR