コロッケ マネる技術

マネる技術 (講談社+α新書)マネる技術 (講談社+α新書)
(2014/06/20)
コロッケ

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コロッケという芸人さんは改めて言うまでも無い「ものまね」の達人です。その芸はかならず私たちを笑わせてくれます。驚くのは大体において見るたびにネタが異なることでしょうか。例え同じネタであっても確実に笑わせてくれるのですが、全く同じネタということは無いのではないでしょうか。どこかしら進化していますね。100%の面白さをもたらしてくれる芸人さんだと思っています。大ファンです。

そんなコロッケが本を書いたというのですから、これは読まないわけにはいきません。でも、残念ながら個人的には若干の期待外れの本ではありました。

誤解を恐れずに言えば、書いてあることが聞いたことがあるような印象を受けるのです。ものまねの対象となる方には愛情を持って接することや、ものまねという芸には終わりはなく、常に進化し続けるものだとか、常日頃コロッケがテレビの画面の中で語っている事柄です。そのことが少々の味付けを変えて語ってある、そういう印象です。

決して読む価値が無い本だと言っているのではありません。あくまで個人的に、コロッケがテレビで言っていた諸々の事柄以上に目新しいことが少なく感じたということです。結局、私がコロッケという芸人が好きで、この人の出るトーク番組等はよく見ていたのでそう思うのでしょう。ですから、これまであまりコロッケという人を知らない人や、ネタを見るだけだった人には面白い本ではないでしょうか。

例えば第一章は、「第一印象」はいらない、というタイトルです。第一印象にとらわれるべきではなく、対象を楽な目で見て柔軟に発想したほうがいい、という意味のことが書かれています。素人考えでは第一印象にその人のイメージが現れているように思え、少々違和感を覚える言葉ではあります。でも、その意味は、一つの印象に捉われてしまうと本質を見失う恐れがありますよ、ということを具体例を交えながら読みやすい文章で語っています。

第二章の「好奇心が現実を変える」もそうです。柔軟な観察の先には洞察力を持って、本質を見抜く力を養いましょう、と言っていて、ものまねの第一人者であるコロッケの芸に対する姿勢や考え方を知るには最適の本といえます。

コロッケがデビューした番組である「お笑いスター誕生!」は私も見ていました。形態模写で大爆笑を取っていました。その後、コロッケがいつの間にか声帯模写まで見事にこなしているのを見て驚いたものです。

この人は私の住まう熊本市の出身ということは知っていたのですが、彼が当時私が飲みに行ってたそのビルの別の店でものまねをやっていたと聞いたのはずっと後のことです。

この人の芸の進化については改めて言うまでも無いことで皆知っています。それまでの「色もの」と言われていたものまねという芸を、超一流のエンターテインメントとして昇華させた人と言えるでしょう。

とても軽く読める本でもありますし、未だコロッケのことをよく知らない人がそのコロッケの一端を知るためには良い本かもしれません。

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このブログの本棟として本の紹介のサイトを開いています。
(こちらです⇒読んだ屋
本ブログを別棟として位置付けて、読んだ本を記録していこうと思い立ちました。ここでの文章を母屋であるそのサイトに転記していくつもりです。

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