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杉本 章子 水雷屯 ― 信太郎人情始末帖

水雷屯 信太郎人情始末帖水雷屯 信太郎人情始末帖
(2004/03/12)
杉本 章子

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「水雷屯(すいらいちゅん)」「ほうき星の夜」「前触れ火事」「外面(げめん)」「うぐいす屋敷」の五編が収められている連作短編集で、このシリーズの二作目です。

相変わらず、信太郎の周りでは何かと面倒事が起きています。一作目の「水雷屯(すいらいちゅん)」では、信太郎の義理の兄の庄二郎が妾の家で手形を奪われてしまい、その妾も行方不明らしいのですが、いつものごとく信太郎の推理が冴え、この事件の裏を暴き出します。

折しも黒船が来航し、江戸の街は騒然として吉原なども火が消えたようになっているとき、おぬいに子が出来て、信太郎もおぬいとの中をはっきりとさせる決意が出来ました。このあとこの二人はどうなるのかという興味も出て、なかなかに味のある物語仕立てになっています。

捕物帳仕立てとはいっても信太郎自体は殆ど行動はしません。いわゆる探偵小説で言う安楽椅子探偵(アームチェアディテクティブ)といったところでしょうか。とはいっても謎とき自体は本筋ではなく、物語に登場する信太郎や信太郎の周りの同じ長屋の住人などの生活を描くことが中心と言ってもいいと思われます。

活劇は全くありません。ひたすら、信太郎の周りで巻き起こる揉め事を信太郎が悩みながら解決していく、その庶民の生活自体が主題で、信太郎とおぬい、それを取り巻く人々のこれからを見据えていくことになるのでしょう。

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このブログの本棟として本の紹介のサイトを開いています。
(こちらです⇒読んだ屋
本ブログを別棟として位置付けて、読んだ本を記録していこうと思い立ちました。ここでの文章を母屋であるそのサイトに転記していくつもりです。

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