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杉本 章子 お狂言師歌吉うきよ暦

お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)お狂言師歌吉うきよ暦 (講談社文庫)
(2008/12/12)
杉本 章子

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本書では「お狂言師」という初めて聞く言葉が出て来ます。作品の中でも説明はしてありますが、ちょっと調べてみると

当時、自由に芝居見物が許されなかった大名の奥方や姫君のために、男子禁制の大奥にあがって、その時々に評判の歌舞伎舞踊をお目にかけるとを本業とする女芸人たちが女狂言師たちでした。

という文章が「日本舞踊 坂東流の紹介」にありました。現在の日本舞踊のそもそもの始まりだそうです。(このサイトの紹介文は時代背景を知る上でも面白いサイトです。リンクについての文章がありませんのでリンクは張っていませんが、同単語で検索すると直ぐに出てきます。)

また、主人公歌吉の師匠である三代目水木歌仙も実在の人物のようで、下記のようにコトバンクに記してありました。

美貌の女形瀬川菊之丞の通称路考にちなみ『路考お粂』と評判された江戸美人。

当然、物語の舞台は日本舞踊の世界です。主人公の歌吉こと赤松屋のお吉は同輩の嫉妬から顔に傷を負わされてしまい、一生をお狂言師として生きて以降を決心するのです。そんな折、公儀お小人目付の侍から隠密の手伝いを頼まれます。

物語は最初「仮名手本忠臣蔵」の「お軽勘平道行」の稽古の場面から始まります。言葉は聞いたことがあっても舞台は見たことがありません。日本舞踊自体ははテレビ等で見たことがある程度なので少々敷居が高い物語かと危ぶみながら読み進みました。でも作者の筆は素人にも優しく、その点は直ぐに何の問題も無くなります。

気になったのは、当初は捕物帖だと思い込んで読んでいたので少々中途半端だと感じてしまったのです。

確かに捕物帖として読めば今一つ乗り切れないのですが、そうではなく、芸事の世界の物語として見ると、この作家さんの特徴である良く調べられている考証に基づいている展開自体は面白く、結局惹き込まれていたのです。

今は直ぐにでも次の作品を読みたいと思っています。

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捕り物帖

 熊野古道への仕事から戻りました。
3月決算の控えていますが毎年の事となります。

 子供のころ捕り物帖は大好きで、長谷川一夫の銭形平次
高田浩吉の人形佐七捕り物控え、嵐寛寿郎のむっつり右門捕り物帖、など、映画館に行くのが楽しみでした。娯楽は映画でした。

 熊野古道も推理小説になりそうな雰囲気があります。

Re: 捕り物帖

>  熊野古道への仕事から戻りました。

何時か行って見たいと思いながらとうとう行けませんでした。

>  子供のころ捕り物帖は大好きで、長谷川一夫の銭形平次
> 高田浩吉の人形佐七捕り物控え、嵐寛寿郎のむっつり右門捕り物帖、など、映画館に行くのが楽しみでした。娯楽は映画でした。

そうですね。
昔は映画館に行くのは娯楽の王様だったように思います。
若かりし頃の錦之助や橋蔵などスターでした。
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