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笹本 稜平 天空への回廊

天空への回廊 (光文社文庫)天空への回廊 (光文社文庫)
(2004/07/14)
笹本 稜平

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山岳小説+冒険小説という実に贅沢な小説です。山岳小説も冒険小説もこの作家の得意とする分野らしく、評判通りの面白い作品でした。

真木郷司はエベレストの山頂近くで人工衛星の落下の場面に遭遇するが、この事故から引き起こされた雪崩などの災害からは辛くも逃れることが出来た。人工衛星の回収の手助けを頼まれた郷司は、この事故で行方不明になったフランス人の親友マルク・ジャナンの捜索のこともあり、再度エベレストに登ることになった。しかし、この事故の裏には人類の生存のかかった秘密が隠されており、八千メートルを超えるエベレスト山中でのテロリストとの死闘に巻き込まれることになってしまった。

文庫本で650頁を超える大作です。ストーリーは二転三転とし、読者をなかなかに飽きさせません。

難を言えば、主人公の真木郷司があまりにもスーパーマンなところでしょうか。何しろ8千メートルを超える高所で無酸素のまま数日を過ごすのですから。またテロリストの今回の事件を起こす動機が、この事件の結果に見合うだけのものとは言い難いとも感じました。

もう一点。8千メートルを超える高地でのアクションは少々想像しにくいという点があります。山のことは何も知らない、分からない一般人にとってはエベレストの情報など、せいぜいテレビ番組で見る山の映像くらいしかありません。

そうした番組の一つにバラエティ「イッテQ」があり、その中でのイモトの登山姿をは現場の過酷さの一端を示していると思われるのですが、本書での舞台は冬場のエベレスト山頂です。その過酷さはなかなかに分かりにくいいでしょう。

でも、作者の圧倒的な筆力は地球で一番高い場所という未知の環境をも描写しています。この筆力の前には少々の疑問点など大したことでは無いように思えてしまいます。

また、山岳小説としての面白さもさることながら、冒険小説としての面白さも一級です。少々、スケールが広がり過ぎかと思わないでもないのですが、読んでいるといつの間にか物語世界に引き込まれています。評判の高い作品であるのも当然だと思いました。

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山岳

 へーーーーーーーーー高い山が舞台の話。
エベレストの頂に貝殻の化石が見つかるようです。

 アフリカ大陸から離れたプレートがインドで 徐々にアジア大陸にぶつかり一部を押し上げてできた山脈がエベレストなどの8000m級の山々だと聞きました。

昔海だったところが今では世界一高い位置に移動、イモリさんがともかく無事でよかった。高山病は誰でもなるはず、気持ち悪い、頭が痛烈に痛む、生きた心地がしない。

私は以前3000mで高山病にかかりました。

Re: 山岳

>  へーーーーーーーーー高い山が舞台の話。
> エベレストの頂に貝殻の化石が見つかるようです。
>
>  アフリカ大陸から離れたプレートがインドで 徐々にアジア大陸にぶつかり一部を押し上げてできた山脈がエベレストなどの8000m級の山々だと聞きました。

その話は聞いたことがあります。
不思議なものですね。

> 私は以前3000mで高山病にかかりました。

私が登った一番高い山は、郷土の阿蘇山で、火口のある中岳が1500m位だったと思います。
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