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佐伯 泰英 居眠り磐音江戸双紙(45) 空蝉ノ念

空蝉ノ念-居眠り磐音江戸双紙(45) (双葉文庫)空蝉ノ念-居眠り磐音江戸双紙(45) (双葉文庫)
(2014/01/04)
佐伯 泰英

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本シリーズもいよいよ終盤に入ったようです。もしかすると初めてかもしれない著者自身の手による「あとがき」には「あと五巻、かな。」とありました。

前の巻でも書いたのですが、本シリーズの面白さが戻ってきています。そう思っていたところに「あと五巻」の言葉は残念です。でもそれでも全五十巻ですから、シリーズものとしては終わっても良い頃合いなのかもしれません。

本編では大きな出来事が起きるわけではありません。ただ、博多から松平辰平と恋仲の大豪商箱崎屋次郎平の末娘お杏が江戸に到着し、小梅村の尚武館坂崎道場での宴が開かれる様が描かれます。

ただ、それだけでは活劇場面は全くないことになるので、「肱砕き新三」という異名を持つ河股新三郎という老武芸者を登場させ、磐根との立ち会いが設定されているのでしょう。

このように全くと言って良いほどに田沼親子との対決場面はないのですが、物語として別に間延びすることも無く進んでいきます。松平辰平の恋物語を中心とした展開はそれなりに面白く読み進めることが出来ました。

最終局面を前にした中休みかもしれないのですが、こののちに「尚武館改築祝い 大名諸家対抗戦」が控えていて、それなりの山がありそうです。勿論最終的には田沼親子との対決が控えていて、今は嵐の前の静けさ、と言ったところなのでしょうか。

読みやすく、物語展開も読者を飽きさせることが無い、佐伯泰英の代表作は健在でした。

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