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笹本 稜平 その峰の彼方


笹本稜平の手による山岳サスペンス小説の『還るべき場所』や、冒険小説としての色合いが濃い『天空への回廊』のような、エンターテインメント性の強い小説と思っていると違和感を感じるかもしれません。

吉沢國人は、親友津田悟がアラスカにある北米最高峰の山であるマッキンリーで連絡を絶ったとの知らせを受け、現地の山岳ガイドたちと共に冬のマッキンリーに登ることになった。マッキンリーは六〇〇〇メートルを少し越すだけの標高なのだが、冬のマッキンリーの酸素濃度はヒマラヤの七〇〇〇メートル級に匹敵し、風も寒さもエベレスト以上だという。その冬のマッキンリーに入山して二十四日も経っているらしい。しかし、皆、彼の生存を信じて動き出すのだった。

本作はその津田悟救出に向けての登場人物たちを追いかけています。そして、それのみの物語と言ってもいいでしょう。

新刊書で492頁という大部の本ですが、その殆ど全編で津田の親友である吉沢國人、妻の祥子、山仲間で仕事のパートナーでもある高井、その他の人々の夫々の思いが語られています。勿論、山岳小説としての面白さは十分に備えた上でのことですが、作者の笹本稜平は本作で、従来から言われてきた「人は何故に山に登るのか」と言う問いに答えを出そうとしているかに思えます。

登場人物は皆津田の行動の理由を探り、何故この時期に山に登るのかを問い、それは普遍的な命題である「人は何故山に登るのか」への考察と移り、最後には「人は何故生きるのか」という問いにまで行きつくのです。

このように登場人物が皆実に内省的です。ですので、読書に何らかの意味を読みとろうとする人にとっては文句なく面白いであろう作品だと思います。しかし、娯楽作品以上の何かを求めていない人にとっては、もしかしたら随所で語られる教訓めいた台詞に食傷するかもしれません。

しかし、そうした人たちも、山岳小説としての迫力は十二分に堪能することができるでしょう。更に、津田は生きているのか、吉沢たちは津田を助けることができるのか、というサスペンス感も満ちており、その先に津田がマッキンリーに登った理由の解明と言う関心事もあります。その上で登場人物たちの言葉をかみしめることができれば、更に読み応えのある作品になると思います。

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 天童荒太著「永遠の仔」の物語の中に地元子供たちの卒業記念行事に四国霊峰石鎚山登山が出てきます。
その本を読んでから私の心の中に私も石鎚山に登ってみたいとの思いを持ちました。

 テレビでタレントイモトがエベレスト登山に向けての企画も興味を持って観ました。

 冬場は富士山がとってもきれいに見えます。
 我が家からも富士山が見えた時期もありましたが、今は家の回りに建った家が邪魔をして見ることが出来ません。

 山は眺めて宜、江戸時代にタイムスリップもしてみたい。
クリスマスソングを聞きながら無駄話をしました。
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