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佐伯 泰英 居眠り磐音江戸双紙(47) 失意ノ方


本シリーズも最早47巻目です。最終巻に向けてこれまでに設けてきた色々な設定をまとめに入っているというところでしょうか。前巻で佐野善左衛門政言の田沼意知殺害事件という結構大きな事件の裏側をシリーズに絡めて描いた後を受けて、本書は息抜きと言いますか、一息ついた巻と言えます。

佐野善左衛門の事件を処理するためにかつての仲間を殺さざるを得なかった松浦弥助のそれからを描きつつ、山形で窮地に陥っている奈緒への救済の手を差し伸べています。また絵師の北尾重政をふたたび登場させ、更に本書での戦いの相手として鹿島神陰流卜部派を名乗る卜部沐太郎忠道という老人一味を設定し、物語の趣向を高めています。

まずは、次の巻に向けての舞台設定と言うところでしょうか。少々大仰な台詞回しが気になるところではありますが、それこそ二時間強で読み終えることができる程に読み易く、面白い物語ではありました。

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