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長谷川 卓 空舟―北町奉行所捕物控


ここ数日は、深夜に大きな余震で叩き起されることもあまりありません。それなりに平和に眠れています。勿論、一日中余震が全くない、というわけではありません。

我が家の奥さんが用事で久しぶりに市の中心部へ行ってきました。やはり従来の街ではなく、災害にあった街の貌だと言っています。店はまだあまり開いておらず、活気というには程遠い状態だそうです。それでも、デパートも一部営業を開始し、少しずつですが、勢いを取り戻そうとしています。

さて本書。前に書いたように、まとめて借りていたものをやっと読み終えました。シリーズも三作目となると、それなりに落ち着きを見せてきています。

京、尾張、駿河と殺しを続ける、通称「絵師」と呼ばれる男が江戸に潜入した。臨時廻り同心・鷲津軍兵衛は、最古参の与力・嶋村の命を受けて、駿河本町奉行所から「絵師」を追ってきた同心の西ヶ谷の力添えをすることとなった。「絵師」とは、知り合ってから殺すまでの間、殺す相手の似顔絵を描き続け、絵の完成とともに殺すことから名付けられたのだという。謎の男「絵師」の正体とは果たして誰なのか?軍兵衛の必死の探索が始まるのだが…。北町奉行所シリーズ、好評の第三弾。(「BOOK」データベースより)

相変わらずに主人公とそれ以外の同心との書きわけが明確でない気がすることと、主人公と今回の敵役となる剣術使いとの邂逅があまりに偶然に過ぎること、などの難点はありますが、それでも、物語に厚みが出てきているように感じます。

主人公の鷲津軍兵衛とその配下たちとのチームがうまくまとまってきており、読んでいて小気味良さを感じるようになっています。

とはいえ、どこか一歩引いてしまう自分がいるのが残念です。

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