FC2ブログ

佐伯 泰英 髪結: 吉原裏同心(二十)


三年以上ぶりに読んだ前巻に次ぐシリーズ第二十弾です。

吉原裏同心の神守幹次郎に女髪結のおりゅうが相談をもちかけた。妹のおきちが不審な者に狙われているのだという。おきちの警固に動いた幹次郎だったが、それがとんでもない騒動の幕開けだった。そして、次に狙われたのは、「吉原の主」ともいえる人物・四郎兵衛。再び蠢きだした「闇の力」の前に、幹次郎の豪剣が立ちはだかる!大人気シリーズ、待望の第二十弾。(「BOOK」データベースより)

本書もまた314頁という分量を持つ、中身の濃い痛快捕物帳と言える物語でした。

今回は、吉原で働く女髪結おりゅうの妹おきちに対するストーカーをこらしめることになった神守幹次郎でしたが、その先には吉原の存続にもかかわる大きな勢力が見え隠れします。そして吉原会所の七代目頭取である四郎兵衛の命をつけ狙う輩と、その背後に控えている勢力との対決をも見据える話になってくるのです。

いつものとおり、単純に物語の流れに乗って楽しんでいればいい、まさに痛快活劇小説です。

本書の解説はポーラ文化研究所研究員の村田孝子氏が担当されていますが、単に物語の解説にとどまらず、江戸時代の女性の髪形について詳しく説明してあります。この解説が面白い。浮世絵に描かれている女性の髪形を挿絵として挟みながら、髷の結い方まで解説されていて日所に興味深いものがありました。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

siro

Author:siro
このブログの本棟として本の紹介のサイトを開いています。
(こちらです⇒読んだ屋
本ブログを別棟として位置付けて、読んだ本を記録していこうと思い立ちました。ここでの文章を母屋であるそのサイトに転記していくつもりです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR