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東 直己 眩暈

眩暈 (ハルキ文庫)眩暈 (ハルキ文庫)
(2012/02/15)
東 直己

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ある夜、何かから逃げている少女をタクシーの中から目撃した畝原は、タクシーの運転手と共にその少女を探すが見つからない。翌日、その少女は死体で発見された。個人的に事件解決を目指す畝原だが、続いて第2の殺人がおきる。

この作家は物語の作り方が上手いのだろう。

このシリーズも人物造形が極端というか、ありがちな人間ではあるけれども、そこまで行くか、という人物が多数登場し、されらの人物がストーリーを面白くさせていることもまた間違いないと思われる。

謎解きが好きな人たちには物足りなさがあるかもしれないが、個人的にはストーリー重視の物語が好きなのではまるのだと思っている。社会派と言われる作家の方が好みであるし、この人も現実社会に起きている事件をヒントに物語を構築しているようで、そこが私の好みに合うのだろう。

主人公が家に帰り、家族の日常の微笑の中に幸せを感じるくだりなど、私の好みにぴたりとはまるのだ。

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