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三上 延 ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常


「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの第二作目です。

鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。変わらないことも一つある―それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき―。(「BOOK」データベースより)

前巻で感じた作者の書物に対する膨大な知識、そして愛情は少しも色あせることなく、本書でも感じることができました。

本書で紹介される書物は、


プロローグ 坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)I
第一話 アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』(ハヤカワNV文庫)
第二話 福田定一『名言随筆 サラリーマン』(六月社)
第三話 足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦」(鶴書房)
エピローグ 坂口三千代『クラクラ日記』(文芸春秋社)II

となっています。

勿論ですが、私は一冊も読んではいません。ただ、書名だけは知っている作品として、『時計じかけのオレンジ』と『クラクラ日記』がありました。

『時計じかけのオレンジ』は、たしかマルコム・マクダウェル主演で製作された映画は見ました。この人が主演した『If もしも....』という映画を高校生の時に見て、衝撃を受けたのですが、その数年後にこの映画があり、やはり衝撃的な映画だった記憶があります。それ以来、この役者さんのファンになったものです。

『クラクラ日記』は、やはり高校生の頃に若尾文子が主演でテレビドラマがあり、そのタイトルだったのです。藤岡琢也が坂口安吾相当の作家でした。残念ながら、その内容は全く覚えてはいません。

それはともかく、本書です。今回は『時計じかけのオレンジ』という身近(?)な作品がテーマの一つであっただけ思い入れも強かったように感じます。

『時計じかけのオレンジ』という本に完全版とそうではない省略版とがあり、それをテーマにこのような物語を仕上げるというはなれ業を見せてくれたのは、本好きの一人としても実に楽しい作品と言えます。

加えて今回は藤子不二雄の漫画まで取り上げられているのですから、本好き且つ映画、漫画も好きな私としてはその思いは尚更です。

更に、主人公の栞子さんの母親にまつわる秘密なども盛り込まれており、今後の展開が実に楽しみになってきました。

早速次を読みたいと思います。

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