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佐伯 泰英 夢幻: 吉原裏同心(二十二)


吉原裏同心シリーズの第二十二弾です。

さまざまな人生が交錯する吉原。その吉原で生計をたてていた按摩の孫市が殺害された。探索に乗り出した吉原会所の裏同心・神守幹次郎は調べを進めるうち、孫市の不遇な生い立ちと、秘めていた哀しき夢を知る。孫市の夢を幻にした下手人とはいったい―。ようやく追い詰めた下手人に幹次郎が怒りの一刀を放つ!ドラマ化された人気シリーズ、待望の第二十二弾。(「BOOK」データベースより)

このシリーズもネタ切れか、今回は吉原に暮らす按摩殺しについての捕物帳です。

天女池の近くで按摩の孫市が殺されます。吉原の裏同心たる幹次郎も当然現場に出張るのですが、そこでかすかに鬢付けの香りを嗅ぎ取ります。

何故に孫市は殺されたのか、按摩の孫市の生い立ちから調べていくと、一人の男が浮かび上がってくるのでした。

捕物帳としての幹次郎の本書の物語は、舞台こそ吉原ということで、吉原の細かな的な知識もちりばめてはありますが、吉原裏同心としての幹次郎の物語でなくても、他の誰でも成立する物語であり、残念な気持ちもありました。

とはいえ、捕物帳としてそれなりの面白はもっています。吉原で按摩として生きてきた孫市という男の来歴を調べ、ささやかな夢を持っていたことも突き止めます。その夢をも奪ってしまった男を捜し出し、捉える幹次郎であり、番方らであったのです。

普通の物語として読み、またそれ以上のものではありませんでした。

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