FC2ブログ

三上 延 ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~


「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの第六作目です。

プロローグ
第一話 『走れメロス』
第二話 『駆込み訴へ』
第三話 『晩年』
エピローグ

このシリーズを読み進むにつれ、次第に関心を失っていく自分が分かります。シリーズ当初に感じた古書に関する多くの豆知識と共に、主人公の栞さんと五浦大輔青年との関係、栞さんの家族、特に母親である篠川智恵子の持つ秘密など、なかなかに惹きつけられて読み進めたものでした。

しかしながら、一つには謎が古書関連に限られていることもあってか、物語の状況設定が似てくることもあり、関心を持続させることが困難になってきました。

また、本書は太宰治のみを取り上げ、太宰関連の書籍にまつわる謎を追いかけています。しかし、私個人が太宰を全くと言っていいほどに読んでいないためもあり、謎の対象に思い入れを持てないという点も関心を持ちにくい大きな理由かとも思いました。

しかし、これまでのシリーズの中でも全く知らない作家の本についての謎もそれなりの面白さを持って読んでいることを考えると、やはり対象作家だけの問題ではなさそうです。

ひとつには、登場人物が多く、人間関係を把握するのが難しい、という点もあると思われます。本書での太宰関連の古書には、栞子さんや五浦大輔の祖父母、そのほかの人物らという多くの登場人物が関わってきており、その関係性を理解するだけでも苦労します。

本来であれば、シリーズ第一巻目で登場し、栞子さんに重傷を負わせた田中敏雄が再び登場し、そこでも問題になった太宰の『晩年』の初版本がまた謎を読んだりと、それなりに興味を持てそうな展開の筈なのです。

でも、今ひとつ物語世界に入れません。

ともあれ、このシリーズも余すところあと一巻のみです。最後まで読みとおすつもりではいます。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

siro

Author:siro
このブログの本棟として本の紹介のサイトを開いています。
(こちらです⇒読んだ屋
本ブログを別棟として位置付けて、読んだ本を記録していこうと思い立ちました。ここでの文章を母屋であるそのサイトに転記していくつもりです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR