鳥羽 亮 剣客春秋親子草 襲撃者

剣客春秋親子草シリーズの第六弾です。



千坂道場の門弟が道場からの帰りに、千坂道場の者に立ち合いを望むとして二人の侍に斬りつけられ、一人は首の血管を斬られてしまった。

そんな折、門弟の米山新次郎が自分が仕える土屋家の用人を伴ってきて、土屋家の二人の息子のために剣術指南として屋敷に来てほしいといってきた。

彦四郎に永倉他二人の四人で土屋家へと出稽古に行くことになるが、その話を聞いた米山が道場から帰る途中、町人を含んだ三人組みに襲われ、斬り殺されてしまう。

そのことを聞いた千坂藤兵衛は、かつての門弟で北町奉行所臨時廻り同心の坂口主水と弥八、佐太郎に、彦四郎の門弟を斬った人物の正体を突き止めるため手を借りることにした。

後日、彦四郎が里美と花を連れて華村へ行った帰りに、三人の侍らに襲われるが、危ないところをあとをつけてきていた藤兵衛に救われるのだった。

座していても何もならないと、彦四郎と永倉は土屋家の出稽古の話のその後を調べると、本郷にある神道無念流の道場に決まっているらしい。その晩、町人の線を調べていた弥八は、侍とつるみ、剣術も習っている伊七というもと中間の話を聞き込んでいた。



今回もまた、何者かが千坂道場に狙いをつけ、門弟らを襲いその信用を失墜させ、千坂道場の後釜を狙うというパターンでした。それに対抗して、弥八と佐太郎が敵のねぐらを見つけ、彦四郎が藤兵衛と永倉らと共に討ち入って相手方を退治するのです。

シリーズを知らずに、本書だけを読んだ人にとっては登場人物のキャラクタ―を知らずに読み進めるわけですから、剣戟の場面が好きな人は別として、それ以外の人にとっては面白みの伝わらない物語になるのではないでしょうか。

私自信、このシリーズのファンであるからこそ読み続けているのですが、どうも新しいシリーズになってから、似たストーリーの繰り返しになってきていると感じます。

せっかく藤兵衛を始めとする面白いキャラクターが育ってきているのに、毎度同じ内容の物語ばかりではさすがに辟易します。もう少しの変化を期待したいものです。
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