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水田 勁 いくさ中間

いくさ中間-紀之屋玉吉残夢録(2) (双葉文庫)いくさ中間-紀之屋玉吉残夢録(2) (双葉文庫)
(2013/05/16)
水田 勁

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主人公玉吉は木場の材木置き場まで来たときに突然何者かに襲われた。人違いと分かり賊は直ぐに退散したのだが、後には瀕死の浪人が残されていた。その浪人から頼まれ、その10歳の娘に金を届けるが、天涯孤独の身となった娘をそのままにはしておけず、その娘の行く末を見守ることにし、更に父である浪人の死の原因を探るのだった。

今回は幇間としての玉吉は影をひそめています。遊び人が好奇心から事件の背景を探る、という設定でも行ける程です。しかし、たまに主人公玉吉の過去が垣間見え、やはり玉吉の物語ではあります。その玉吉の過去が少しずつ見えてくる点でも読み手としてはその後の展開に期待が持てます。

この作家については何も分かりません。

なかなかにテンポの良い文体で、とても気持ち良く読むことが出来、続刊が出るのが待ち遠しいほどです。

その文体のテンポの良さはどこから来るのか、そのリズムの心地よさについつい本が置けずに一気に読んでしまいました。この文章のどこにそのテンポ良く感じる原因があるのか、私には分かりません。ちょっとゆっくりと分析してみたい気もするのですが、残念ながらそんな分析能力もないことに気付きました。

楽しく読めれば十分でありそれを解析する必要などない、という気もします。ただ、読んでいて思ったのは時代背景や場面説明などの書き方のタイミングが良く、またその説明も簡潔で小気味良い、ということです。そうした文章の過不足の無い簡潔さも心地よいりズを作っている原因の一つではないでしょうか。

とにかく、面白い小説です。今後の展開を待ちたいです。

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No title

この手の本は、私が好きそうな感じです。

テンポがイイ!リズムが心地よい!説明が簡潔で小気味よい!
もう言う事ありませんね~v-221

ところで、この作家を知らないのですが・・・
名前は何と読むのですか?ケイ?キョウ?ツヨシ??

私って漢字があまり得意ではないので、他にも読めない作者や題が・・・(私だけかなあ~??)
私みたいな人のために難しそうなのには、ふりがなをふってほしいんだけどv-9

「読んだ屋」面白いですよ~!

Re: No title

コメント有難う。
水田勁はミズタケイと読むらしいです。

「テンポの良い文体」とは書いたけど少々私の言葉足らずで、決して前巻の「幇間」という言葉から感じそうなコミカルな小説ではありませんからご注意を。
どちらかというと軽いハードボイルドと言ってもいいほどで、物語も明るいものではありません。
でも、読んでいて小気味いいんだよね。
私の好みにピッタリでした。

「読んだ屋」本棟もこれからゆっくりと増やしていくので長い目で見てやってください。
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Author:siro
このブログの本棟として本の紹介のサイトを開いています。
(こちらです⇒読んだ屋
本ブログを別棟として位置付けて、読んだ本を記録していこうと思い立ちました。ここでの文章を母屋であるそのサイトに転記していくつもりです。

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